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はじめに
アメリカのトランプ大統領と並んで何かと話題の多いフィリピンのドゥテルテ大統領。
最近は少し大人しいというかあまりニュースに出てくることは無くなって来ましたが、
それでも知名度は抜群だと思います。
大国では無いフィリピンの人物でこれだけ有名になったのは、
元ボクシングチャンピオンのマニーパッキャオ以来かなと思います。
今回は私自身の評価はせず友人、知人の意見についてご紹介したいと思います。
ドゥテルテ大統領とは
本名はロドリゴ・ロア・ドゥテルテ。
父親も政治の世界で権力を持っていたことからエリートの家系だったことが分かります。
大統領になる前にダバオ市長を務めていました。
ダバオ市はフィリピンの中でマニラ、セブに次ぐ第3の都市です。
元々はフィリピンの中でも治安の悪い場所でしたが、ドゥテルテが市長になってからは徹底的に犯罪を取り締まったことから劇的に治安が良くなったと言われています。
そのことから「東南アジアの中で一番平和な都市」と評価されました。
上記の通り徹底的に犯罪を取り締まったとお伝えしましたが、ドゥテルテ配下の組織が徹底して犯罪者を処刑していたと言われています。
ドゥテルテ大統領はフィリピンの治安が悪い原因は、麻薬と日常的に行われる犯罪だという考えており、ダバオ市長を務めている時から現在まで同様のスタイルを貫いています。
※但しその方法は人権団体から非難を受けています。
またドゥテルテ自信も学生時代に喧嘩から他の学生を銃で撃ったことがあります。
そのような人物が大統領になるというのも一般的には考えられないなと思います。
ドゥテルテ大統領に対する評価は?
まず「一般的」にフィリピン国内の人たちからはドゥテルテ大統領に対する人気、評価は高いです。
では私の友人、知人の場合はどうでしょうか?
これまた「一般的」に評価は高いです。
特にフィリピンでビジネスを行っている人たちは声高に「治安が良くなった」と言っています。
実際の所は宣伝文句に使っている所もあるかと感じてはいます。
友人たちからも平和を実感する程では無いが、良くなっている部分はあるという意見が多いです。
それでも行動するときは犯罪に合わないように気をつけなければいけないのは変わっていません。
我々がフィリピンに行ったときも同様で以前と同じレベルで気をつけなければいけないので、
フィリピンは安全になったと盲目的に信用することは止めた方がいいと思います。
友人が住む街でも銃声が聞こえたとメッセージをくれたことが何回かあり、
本当の平和はまだまだ先かなと感じました。
現在の問題は?
我々や友人たちが実感することはあまり無いと思いますが、刑務所の環境は最悪と言われています。
とにかく麻薬中毒者を捕まえているので定員の5倍、10倍、もしくはそれ以上の人たちが押し込められていると言われています。
仮に全員が本当の犯罪者であれば致し方無いと思いますが、中には疑わしいだけの人や貧困者も含まれていると言われているので一概に良いとは言えないと思います。
ドゥテルテ大統領と日本
フィリピンは親日国と言われています。
一言で親日と表現するのは適切ではなく私もあまり好きでは無いですが、
概ね関係は良好と言えると思います。
※この部分は別の機会でお伝えできればと思います。
但し一国のリーダー一人でその関係が変わることもあります。
ではドゥテルテ大統領と日本はどうでしょうか?
これまた良いと言えると思います。
マニラに設置された韓国のあの象を「日本を侮辱する行為」として撤去を指示しました。
日本からの経済援助、支援や礼儀正しい態度などはドゥテルテ大統領からも好意的に受け取られているようです。
※もちろん利害関係もあるでしょうが。
最後に
ドゥテルテ大統領の手腕について私個人としては評価できないですが、
多くの人は現状を打破するには多少問題があっても強いリーダーが必要と考えているように感じています。