Contents
最初に
日本人の接客レベルは世界一と言われています。
私も日本人の礼儀や細やかな気配りは最高だと思っています。
その一方で小さなことで店員にキレたり土下座を強要するなど悲しいニュースも多いですね。
そういったサービスにつけあがっている人も多くなっています。
フィリピンで買い物をするときに色々と思ったことがあるので参考にして頂ければと思います。
フィリピンで買い物をして思ったこと
基本的に日本と同レベルの対応は期待してはいけません。
比較的接客レベルが高いと思われるモール(デパート)の店員であっても同様です。
スーパーやそれより小さな店だと更に顕著になります。
但しネガティブな側面だけではありません。
良し悪しは除いてフィリピン人らしいところを感じることもあります。
仕事中でも楽しむフィリピン人
スーパーの店員は仕事中でも店内にお気に入りの音楽が流れると一緒に歌っています。
日本では考えられませんね。
フィリピンではそんなこと気にしません。
たまにお客さんも一緒に歌っています。
それを見ていて全く不快な気持ちになりません。
見ていて幸せな気持ちになるくらいです。
以前レストランにいったときにマニーパッキャオの試合が、店内のテレビで放送されたことがありました。
そのためレストランは超満員。
店の外からもガラス越しに見る人が長蛇の列を作っていました。
前座にフィリピン人の試合がありました。
そのときからボルテージは高まってきています。
フィリピン人ボクサーが勝った時は店内で歓声があがり、店員もガッツポーズをして喜んでいました。
盛り上がっているときは注文をしてはいけない雰囲気すらありました(笑)。
さてマニーパッキャオの登場です。
対戦相手はテクニシャンであるメキシコの英雄ファン・マヌエル・マルケス。
店内は最高潮の盛り上がり。
歓声やら何やらでおまつり騒ぎです。
気がついたら私達がいるテーブルの真横に店員(女性)がしゃがみ込み、
試合が始まるのを待っています。
一緒に観る気か(笑)?
そう。
一緒に観ています(笑)。
ラウンドごとの1分間の休憩時間。
それが彼女達が仕事を再開する時間。
マニーパッキャオのいいパンチが入りました。
真横の女の子(店員)は大喜び!!
私とハイタッチ!(笑)
ところがマルケスの右カウンターが決まり、パッキャオは失神KO負けを喫してしまいました。
しばらく真横の女の子(店員)は放心状態。
パッキャオの負けを理解した瞬間。
それが彼女の仕事に戻る時間でした。
個人的にはとても楽しい時間でした。
スーパーのレジ打ちの店員
フィリピンのお札は大きなものから1000ペソ、500ペソ、200ペソ、100ペソ、50ペソ、20ペソがあります。
小額な買い物の時に1000ペソ札を使おうとすると露骨に嫌な顔をされることがあります。
明らかに客が聞こえるレベルの舌打ちをされることがあります。
場合によっては500ペソ札を使うときでも同じ対応をされることがあります。
この辺は改善して欲しいなと思うことがあります。
愛嬌のある店員
道端で商売をしている露天の店員。
スーパーやモールの中で小さなショップで食べ物を売っている店員。
彼らと話をするのは楽しいです。
どこから来たの?
フィリピンは初めて?
彼女はいるの?
など話かけてきたりします。
礼を言わないタクシーやトライシクルのドライバー達
ピンキリですが基本的に印象がよくないドライバーが多いです。
中にはずっと話しかけてくる陽気な兄ちゃんもいますが、サービス精神の無いのが多いです。
何も言わないとお釣りを渡そうとしません。
チップを渡しても礼を言わないドライバーも多いです。
この辺は外国人から評判が悪いですね。
もちろん外国人である以上は現地の風習、文化、ルールを理解する必要があります。
それを差し引いてもここは変えて欲しいところです。
フィリピン人の店員のいいところは?
フィリピンはコミュニケーションを楽しむ文化です。
基本的には何事も楽しもうとします。
ここが何より良い所だと思います。
彼らは素で会話をします。
愛想笑いは無いです。
建前は使いません。
純粋に話をします。
友達感覚ですね。
そこがいいです。
最後に
単純に日本とフィリピンを比べてどちらが良いかは判断できませんが、やはり日本が大切にすべきところと状況にあわせて変えていかなければいけない所があるかなと思っています。
相手がお客様でも毅然とした対応ができるようになる。
これが日本ですべきことだと思っています。