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DR/BDRが必要なNW構成と必要の無いNW構成
フルメッシュの構成のときはDR/BDRの選出が必要になります。
それ以外はDR/BDRは不要です。
まずはPoint-to-PointのNWはDR/BDRの選出は不要で、
イーサネット(Broadcast)環境ではDR/BDRの選出は必要
ということを覚えておいてください。
Point-to-Pointの場合は自分以外は相手が一人(一台)だから、
わざわざDR/BDRを選ぶ必要はありませんね。
イーサネット(Broadcast)環境については下記で説明します。
[一覧]
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・Point-to-Point
⇒DR/BDRの選出不要
・Point-to-Multipoint
⇒DR/BDRの選出不要
・Broadcast
⇒DR/BDRの選出要
・NBMA
⇒DR/BDRの選出要
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DR/BDRを決める判断要素
下記の要素で決定します。
(1)OSPFプライオリティ
(2)ルータID
まずプライオリティが一番高い値を持ったルータがDR、
二番目に高い値を持ったルータがBDRになります。
プライオリティが全て同じ場合はルータIDが大きいルータがDR/BDRに選出されます。
まずプライオリティの値 > ルータIDで優先されます。
◆プライオリティの値でDR/BDRを決定する場合 (アニメーション付き)[5スライド]
まず一番大きなプライオリティの値を持ったR1がDRになります。
二番目に大きなプライオリティの値を持ったR3がBDRになります。
◆ルータIDでDR/BDRを決定する場合 (アニメーション付き)[4スライド]
全てのルータのプライオリティが同じ値なのでルータIDを比べます。
一番大きなルータIDを持ったR4がDRになります。
二番目に大きなルータIDを持ったR3がBDRになります。
DR/BDRの引き継ぎ
◆DRがダウンした場合 (アニメーション付き)[5スライド]
DRであるR1がダウンした場合は、BDRであるR3がDRに昇格します。
BDRにはDROTHERの中でプライオリティ及びルータIDを比較して決定します。
途中でプライオリティを変更した場合
◆DROTHERのプライオリティの値を途中で上げた場合 (アニメーション付き)[5スライド]
既にDR/BDRが選出された状態でDROTHERのプライオリティを上げても、
そのルータがDR/BDRに昇格されることはありません。
clear ip ospf processコマンドを使うことによって再計算させることができます。
◆上記のスライドをコマンドで実行 (アニメーション付き)
・R2でshow ip ospf neighborコマンドでDR/BDRを確認
・R2のfa0/0のospfプライオリティを10に変更
・R2でshow ip ospf neighborコマンド。DR/BDRに変更が無いことを確認
・R1でclear ip ospf processコマンドを実行
・R2でshow ip ospf neigbhorコマンドでDR/BDRが変更されていることを確認
プライオリティの値を変更してもいきなりDR/BDRの変更がないこと、
及びDROTHERがいきなりDRにならないことを覚えておきましょう。
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