Contents
Down ⇒ Init ⇒ 2Wayまでの流れ
(アニメーション付き)[スライド3枚]

動画の通りお互いのルータが自己紹介をすることによって2Wayの状態になります。
下記の情報が一致しないとネイバーになることができません。
・Helloインターバル
・Deadインターバル
・エリアID
・ネットワークマスク
・認証パスワード
・スタブエリアフラグ
HelloインターバルはHelloパケットを定期的に送信する間隔です。
Deadインターバルは通常Helloインターバルの3倍で設定され、
その時間内にHelloパケットを受信しない場合は、
そのネイバーがダウンしたものとみなします。
2Way状態以後の流れ
2Way状態になってから次の動作は所属しているネットワークタイプによって異なります。
Point-to-Pointならネイバーとアジャセンシーを確立します。
マルチアクセスネットワークならDR/BDRを決定し、
DR/BDR ⇔ DROTHER間でネイバーとアジャセンシーを確立します。
Exstart ⇒ Exchange ⇒ Loading ⇒ Full
(アニメーション付き)[スライド9枚]

上の動画は2Wayになってからお互いのルータのリンクステートデータベースの同期が完了するまでの流れになります。
ルータIDの大きい方がマスタールータになります。
マスタールータから先に自分のリンクステート情報を送ります。
お互いにリンクステート情報を交換します。
不足分が会った場合はLSR(Link State Request)で足りない情報を要求します。
お互いのリンクステート情報の同期が完了したらFull状態になります。
注意点としてはリンクステートデータベースの同期 = ルーティングのコンバージェンスでは無いという点です。
LSDBからルーティング情報
(アニメーション付き)[スライド3枚]

LSDB(リンクステートデータベース)にSPFアルゴリズムを適用してルーティングテーブルを構築します。
大きなルーティング情報のやりとりをするのではなく、小さなリンクステート情報を交換し変更があったら詳細情報をもらってルーティングテーブルを作成する効率の良い方法がOSPFです。
ネットワーク変動があった場合
(アニメーション付き)[スライド2枚]

R1はOSPFを稼動させているインタフェースの一つが落ちたことを
LSUパケットの送出により相手のルータに知らせます。
ここまでがOSPFでネイバーを確立してからルーティングのコンバージェンスをするまでの流れになります。
<<< 前へ 「OSPFの用語・概念の基本」
>>> 次へ 「DR/BDRの選定方法」